
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
休み時間になっても、窓のほうに
顔を向けて、不貞腐れていた僕に。
J「ニぃノ~ぉ~ちゃ~ん♡」
隣から潤くんが甘い声をわざと出して
僕の空いてる脇腹に、ツンツン何かで
突ついてきやがる。
N「んもうっ!やめれやぁ」
顔を伏せたまんま、ぐずぐず文句垂れる
だけの僕。
ガタンッ
って椅子を引く音が聞こえたと
思ったら、
ふわぁっと、潤くんが僕の背中に
乗っかってきた。
超、耳元で
J「ニノちゃん、大好きな相葉先輩の所に
連れてってあげる♡さぁ、立って!」
!?
オネエみたいな声出しやがってぇ
挙げ句に、そのままガッと脇に手が入ってきて
ガタンって立たせられた。
N「ちょっ……おいっ!」
その勢いで前の席の綾野くんの椅子に、
僕の机がガンって当たっちゃった。
J「ニノ、軽っ!」
簡単に潤くんの良いようにされて、
J「行くぞ♪」
って、そのまま手を握られてグイグイ
引っ張られた。
N「あっ、んもうっ!潤くんっっ」
一瞬、振り返ったら綾野くんがこっちを
見ていた視線とぶつかった。
N「ごめんね!」
机が当たっちゃった事を一言急いで
謝って。
そのまま、教室をバタバタ出て
潤くんに連れて行かれるまま、
まーくんの教室を目指した。
