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僕のまーくん。

第32章 ライバル出現!?


ホームルームで、プリントが何枚か配られた。

パラパラ広げて見る。

「体育祭応援団募集について」


「修学旅行について」


2つの文字が目に飛び込んできた。


あっ!応援団!
去年、すごくやって良かったから、今年も
やりたいって思ってたんだった。

すぐに手を挙げた。

翔ちゃんも俺と同じタイミングで手を挙げて
二人、すんなり決まった。
翔ちゃんもいるなら、かなり心強い。

あと、一人……大ちゃんは?

目で合図を送る。

フルフルと首を横に振る大ちゃん。
やる気ないのね。

じゃあ、僕が推薦しましょー!

A「はい!大野くんがいいと思います。」

O「ちょっと相葉ちゃん!」

大ちゃんが普段出さないような、大きな声で
僕を呼んだ。

「大野、いいかぁ?」


O「………」

黙ってる大ちゃん。

本気で嫌がってる?

A「僕らもいるから、一緒に青春しよっ?」

大ちゃんを全力で誘う。

だって、大ちゃん!
こんな見えて、運動神経メチャクチャ
いいんだから。

絶対、いける!

O「う~ん……」


S「智くんがいた方が100倍楽しい!」


翔ちゃんも、向こう側からプッシュしてる。


O「翔ちゃんがそう言うなら……やってもいいかな」

マジで!?

翔ちゃんの力すげぇなぁ。
マイペースの大ちゃんが、この短時間で
すっかりやる気を出したし。

その時。

ポケットの中のスマホがブルった。


ん?


松潤?


(相葉先輩達、応援団しないんですか?)


あっ!

かずくん達も決めてんだね。今。

(今、僕らも決めてるよ!僕と翔ちゃん
 決まったよ。ってか、なんで僕に
 ラインしてくるの?翔ちゃんは?
 ちなみに、かずくんはやっぱやんないよね?)

机の下で高速で打ち返した。


かずくんは……まぁ、やりたがらないかな。

一年から三年まで、応援団は合同だから
赤組、白組一緒なら、かずくんとも居れるんだ
けどなぁ。


(松潤するの?)

(はい。ニノも誘ってます)

(本当に?もうちょっと押して!
 僕が一緒にやりたいって言ってるって)

しばらくしてから

(ニノ、決定!)

ってきた。

マジで!?


嘘みたい。あの、かずくんが?
嬉しすぎるっ!

思わず、いつもかずくんに使うお気に入りの
ワンコのスタンプを松潤に送った。





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