
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
Nside
二年のまーくんがいる教室に潤くんと急ぐ。
10分の休み時間しかないから。
ダッシュで2階までかけ上がった。
息が切れる……
潤くんは先をどんどん行くし。
二年の教室の前の廊下に、まーくんと先輩二人
がいるのが見えた。
窓際から差し込む陽射しが……
まーくんの茶色い髪に当たってキラキラ
光ってるし。
遠目からでも、背が高いまーくんは
やっぱ目立つ。
カッコいい。
僕のまーくん。
みとれてる僕を前にいた潤くんが
振り返って、
J「ニノ、先輩いたっ!」
ニコニコしながら言ってるけど。
あなたは、櫻井先輩でしょ?
いるじゃん、ほら。
まーくんにも、劣らないくらいの
イケメンな先輩。
ね?
潤くん♪♪
廊下を歩いて、近付く一年の僕ら二人。
……やっぱりさ。
二年のテリトリーをうろうろ一年生がしてたら
目立っちゃうよねぇ?
……恥ずかしくなってきた。
だってさ。
やっぱ、みんなじろじろ見てる気がする。
横を向いて喋ってるまーくんは、まだ
気付かないし。
N「まーくん」
側まで行って声かけた。
パッとこっちを見たまーくんと目が合う。
A 「かずくんっっ♡♡」
うわぁ~まーくん……
その顔ヤバイから。
僕を甘い声で呼ぶまーくん。
ちょっと、周りが気付いちゃうんじゃない
かってくらい、僕に
好き好きビームを送ってきてくれた。
嬉しすぎる…………
あんまり、顔に出さないようにって思うけど
まーくん見たら、ちょっと無理。
周りに誰がいようと構わなくなっちゃいそう。
とにかく、まーくんにご報告です、はい。
応援団になった事……ね?
潤くんに聞いただろうけど
まだ信じてくれてなかったりして。
