
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
この後は大掃除があるんだっけ?
面倒くさいなぁ~
机を後ろに各自持ち上げて……
こういう時も、一番後ろはラッキー♪♪
楽チン♪楽チン♪
前の席の綾野くんが、机を降ろした後
なんだかこっちを、チラチラ見ている
様子に気付いた僕。
?
なんか言いたそうな感じ?
立ち上がった綾野くんは、まーくんより
やっぱり少し背が高かった。
完全に同じ一年なのに、見下ろされてる僕。
なんだろう?
あっ!
もしかして自己紹介的な?
ちゃんと言葉も交わしてなかったからかな。
なんか言いたそうなのは。
今日から、後ろ前同士。
挨拶くらいはしとかなきゃね。
綾野くんも、僕の事なんか一学期
とっくに、過ぎたとはいえ
知らない奴かもしれないしね?
喋った事も一度もなかったし。
……やっぱ、なんかまだ見てるよね?
みんなが机をまだガタガタと後ろに
やってる間に。
N「あの……綾野くんで合ってるんだよ…ね?」
自信無さげに聞いてみる。
潤くんが、教えてくれた名前…別に
疑ってるわけじゃないけど、ほら。
一応ね?
確認的な?
