
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
ぞろぞろと生徒達が、資料室に入って行く。
まーくん……
まーくんは?
まだかな?
なんて思いながら。
廊下を歩きながら、前後キョロキョロ
探しながら歩く僕。
先輩達がやっぱり人数が多い中
ちょっと緊張しちゃいながら、
教室に入って見回したら
ニコニコしながら手を振ってる
まーくんが目に飛び込んできた。
N「あっ、ま……」
思わず「まーくん!」って叫びそうに
なったけど、寸での所で口を押さえた。
だって、みんないっぱいいるし……ね。
先輩達もさ。
知らない顔ぶれで、ちょっとドキドキする。
そんな、僕を目で追ってくれてるまーくん
と又、目が合う。
やっぱり、ニコニコ笑ってるまーくんの横には
櫻井先輩と大ちゃん先輩が座って、
ニコニコしていた。
J「ニノ、席決まってるみたいだぞ」
潤くんが教えてくれて、あっちだ
って言いながらスタスタ歩いていく。
黒板から近い真ん中の席に一年生が
集まって。
窓際には二年生のまーくんらが、
座っていた。
席についたら、まーくんとは向かい合わせの
状態になってて。
向こう側から、小さく手を振ってくれてる
まーくんに、キュンとしてしまう僕。
学校の教室で、同じ空間にいるのは
初めてでなんだか、不思議な感じがする。
でも、まーくんと一緒って!
やっぱり応援団やるってなって
良かった♡
制服姿のまーくんは、やっぱりカッコいい。
横の先輩達もだけど、一つ学年が違う
だけで先輩達が大人に見えちゃう。
先生が入ってきて。
なんか、仕切りをする三年生?
先輩が教壇に立った。
ザワザワしていた皆が
「はい、応援団の話し合い始めまーす」
の声で一斉に前を向いた。
