
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
潤くんがこういう時、一緒にいてくれて
良かったってつくづく思う。
みんな、自己紹介を一人ずつしてから
各学年ごとにリーダーを決めていくことに
なって……
男子も女子も混じっての中、なかなか
誰も手を挙げなくて。
そんな中、潤くんが
「俺でいいならやるよ?」
って格好よく言ってくれて。
みんなで潤くんにお願いしたんだ。
流石だよなぁ~なんて感心しちゃって。
無事に決まった所でまーくんを見ると
ちょうどまーくんと目が合って
「一年は誰に決まったの?」
って向こう側から聞かれて、
潤くんを指差した。
「おぉ!松潤?」
ってリアクションしながら、
まーくんが横に座っている櫻井先輩に
このこの~ぉみたいに、ニヤニヤしながら
ツンツン肘でつついているのが見えた。
櫻井先輩、ちょっと顔赤くなってない?
やっぱ、あの人……
潤くんがらみになるとさ。
キャラ、だいぶ変わるよね?
可愛くなるっつうかさ。
横にいる潤くんも、そんなまーくん達の
やり取りを見ながらニコニコしてた。
なんだか、先輩を見る優しい目の潤くんに
思わず目を奪われてしまった。
先輩の事、そんな目で見るんだね。
潤くん。
……なんか。
ちょっと、変わった?
気のせいかな?
ふとそんな事を考えてると、
前にいた三年生が
「決まったら手挙げてくださ~い」
って皆に向かって言った。
「次は団長、副団長決めま~す」
話し合いが進んで、
応援団結成のこの日。
最後は、三年生の団長の松岡先輩から
挨拶があって、
気合いを入れる為にみんなで
「いくぞぉ!エイッ!エイッ!おぉ!」
って高らかに拳を挙げた。
練習。
ついてけるといいなぁ……
