
僕のまーくん。
第33章 勘違い?
A「先生~?」
まーくんがもう一度呼んで奥から、
「は~い」
って先生が出てきた。
僕をソファーに座らせて
A「先生、この子熱あるみたい。」
先「あらあら、じゃあ、こっち横になりなさい」
A「かずくん、もっ一回立とうか?」
よいしょって、どこまでも甘いまーくん。
ちゃんと、支えてくれてベッドまで
連れてってくれた。
先「熱計りましょうか?はい、これね」
渡された体温計を脇に差す。
ピピピッ
先生に体温計を渡す。
先「あらぁ、38度近くあるじゃない!」
それを聞いたら、益々身体がきつくなってきた。
先「先生ね、今から会議で外出なのよ……あなた
一年生?ちょっとこの時間、大人しく
寝てる?」
N「はい、いいですか?」
A「僕、ついてますんで……」
まーくんが先生に言ってくれた。
先「あなたも、授業あるでしょ?
そっち行かなきゃダメよ?」
N「まーくん、行って?僕寝かせて
もらうから……」
まーくんが心配そうに僕の顔を伺うから
先生が、
先「じゃあ、寝付くまで見ていてもらえる?
申し訳ないわね。ちょっと急ぐから。先生。」
A「僕は、大丈夫です!行ってらっしゃい」
先「相葉くん、じゃあえっとぉ……」
N「あっ……一年の二宮和也です……ケホッ」
先「二宮くんね?ゆっくり休んでらっしゃい
相葉くん、じゃあよろしく頼むわね?」
A「はい。行ってらっしゃい」
……先生はまーくんと僕に申し訳なさそうに
出て行った。
相葉くんって。
名前、覚えられてるまーくんは。
やっぱり有名人?
それとも、保健室常連組?
