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僕のまーくん。

第33章 勘違い?



A「かずくん寒くない?ちょっと寝な。」


まーくんが、保健室のベッドの布団に
入った僕の顔を上から覗きこむ。

優しいまーくんのニッコリ微笑む顔に
安心する。

N「ケホッ……まーくんありがと……」

マスクをしている僕の瞼にそっと
まーくんが唇をつけた。


N「うつるよ?」

A「全然平気。」

まーくんが、誰もいなくなった
保健室で急に恋人の目に変わったかと
思ったら、

A「かずくん……」


ベッドの端に腰掛けてるまーくんの
手がマスクにかかり、そのまま
外された。

かと思ったら、まーくんが僕に
覆い被さってチュッとキスしてきた。


N「うつるって……ケホッケホッ……」


フフフって笑うまーくん。


A「学校の保健室……ってなんか
 エロいね?フフフッ」

……もう、まーくん!

誰か来ちゃったらどうすんの!?

A「誰も来ないよ」

まーくんから目を離さず黙って
見ていた僕にまーくんはまた
唇を重ねた。

深いキスになっていく。

N「……っんふぅ……」

頭が痛くてボーッとしてる中で。
まーくんと暖かい布団にくるまって
してるキスに気持ちよくなってきた時


急にパッと離された唇。


A「熱い!かずくんの口の中!
 ごめんね。熱あるのに……つい、
 かずくんが可愛すぎて……
 我慢出来なくなっちゃった……へへッ」


あ~あ


でも……


N「うつるからダメ……ケホッ、ケホッ」

A「大丈夫!なんなら僕にうつして
 かずくんは早く元気になりな」

トントンって布団の上から胸の所を
優しい力加減でしてくれる、まーくんに
安心仕切って。


N「……眠い」


A「ん……ちょっと寝な?かずくん寝るまで
 いるからさ?ね?」


まーくんの言葉を聞いて、まーくんが奏でる
胸のトントンに……
そのまま深い眠りに落ちていった。



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