
僕のまーくん。
第34章 本当に誰なの?
N「じゅ……んんっ……」
潤くん!
って思わず声に出そうとした瞬間、
まーくんに両頬を掴まれて、
そのまま唇を塞がれた。
「ふぅんっ……んっ」
びっくりしたけど、まーくんのするがままに
されて。
唇が離された時、まーくんが僕に
唇に指を当ててしぃーっのポーズをとった。
状況をすぐ判断した僕は、ブンブン
首を縦に振り、無言で頷いた。
潤くんも来たの?
櫻井先輩が連れて来てくれた感じ?
……いや、引っ張られてるのは
櫻井先輩だ。
A「翔ちゃんも、考える事一緒だったかぁ。
こりゃ、松潤とお楽しみだね!今から」
小声で僕の耳元で囁くように言ってる
まーくん。
A「こっから、ちょっと距離あるし
しゃがんでたら分かんないよ」
……まぁ、そうだけど。
あの二人もキョロキョロ周りを
気にして警戒している感じだよね?
こっちには、お願い!
来~な~い~でぇ~~~!
聞こえてないだろうけど、念じるのは
自由だから。
それから、潤くん達は壁の向こう側に
消えて、見えなくなった。
