僕のまーくん。
第7章 まーくんの部屋で
スヤスヤ寝てるかずくんを見つめながら、昔の記憶を辿っていた。
かずくんを意識し始めた、あの頃の僕もまだ幼かったから、かずくんとずっと一緒にいたいって感情に多分、疑問はなかったはずなんだ。
それがお互いに成長して、男の子なのになんだかすごく可愛くなっていくかずくんを前に、こんな感情は一生言えないなんて思ってた僕がいた。
かずくん………………
抑えきれなくなったぼくの想いは、あんな形になってしまった。
でも!でもっ!
かずくんも僕の事を好きだって言ってくれて……
あー、
やっぱ、まだ信じられないなぁ
こんな可愛い天使なかずくんが僕だけのものになってくれたなんて…………
そんな事を考えながら、かずくんの寝顔をまた、覗きこんだ。
❗…………ドキドキ…………
あっ!ヤバい❗なんか、急にドキドキしてきたッ
僕の部屋でこんなに無防備な姿で、寝てるかずくん。
どうしよう……
無性に触りたい衝動に駆られて…………
そぉっと
ゆっくりかずくんの唇に
吸い寄せられるように
近付いた
瞬間。
「ぅん~ん……」
❗❗❗❗❗
ぐぅ~んと伸びをしたかずくんのグゥをした手が僕の顎に、ちょうどクリーンヒットした……
「まっ、まーくん❗」
「ぅえっ!?えっ?ごっ、ごめん!当たった⁉」
……………………………………。
「た、ただいま~かずく~ん。痛ッつ……ハハハ」
僕は、笑ってごまかした。
かずくんは、本当にごめんって何度も謝ってくれてる……
いやいや、僕が……ね……
悪いんですよ…………はい。
可愛いかずくんの寝込みを襲おうとしてたんだから…………
心配そうに、かずくんは僕の顔を覗きこむ。
「まーくん、大丈夫?ごめんね……」
「ぜ、全~~然!大丈夫っす🎵」
ワタワタしながら、僕はかずくんにおどけてみせた。
「お帰りなさい❤まーくん」
ベッドの上でかずくんは、ばっと両手を広げてハグして❤ポーズでニッコリ笑ってる。
かっ、可愛いッ❤❤
「かずくんッ❤」