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僕のまーくん。

第37章 かずくんがヤバい!?



教室に着くと、潤くんが座ってスマホを
弄ってるのが見えた。


ほっ。


良かった。潤くんもう来てたんだ。
すごく安心出来る。

N「おはよう。潤くん」

J「あっ、ニノ!お早う」

ニコッと笑って、こちらを見る潤くんの
見慣れたその、安定の濃いイケメンフェイスに
また、ほっと安心する。


J「ニノ、昨日帰り大丈夫だったか?」


何だかんだで、潤くんは僕の事心配して
くれるんだ。

僕はちょっとキョロキョロしながら
潤くんに、相談しようと思い
小声で話始めた。


……綾野君はさっき見たし。
まだ、教室には帰ってきてない。


N「昨日ね、またきた」

鞄から、教科書やら取り出しながら
僕は潤くんに向かって話した。

J「なにが?ストーカー?」

首を横にフリフリして、僕は

N「違うよ。これ見て」

ポケットから、茶色い封筒をゴソッと
取り出した。

J「なにそれ?見ていいの?」

N「うん見てよ」

潤くんに手渡す。
早速、中身を取り出す潤くん。

一枚目、二枚目も一緒に入れてたから、
先にそっちに気付いた潤くん。

J「あっ!これあれじゃん。お前、
 持ち歩いてんのかよぉ」


N「違うよ。もう一枚入ってるでしょ?
 開けて?」


J「ん?これ?」

カサカサ潤くんが開ける。

J「はっ!?」

N「昨日、帰ってきてから母さんに渡された。
 ポストに入ってたって……」

J「怖っ!」

N「ね?」

じぃーっとその文字を穴が開くんじゃないかと
思うくらい見つめる潤くん。


J「………………」


N「潤くん?どう思う?」


潤くんが、ゆっくりこっちを振りかえる。


J「……ニノ、こいつ本当にやばくね?」


N「え?」


潤くんが余りにも真面目な顔して言うから
心臓がドクンと一瞬跳ねた。

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