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僕のまーくん。

第37章 かずくんがヤバい!?



J「だからさぁ、俺いつも言ってるじゃん!
 気をつけろって。あーあ、もう!」

潤くんがイライラした感じを僕にぶつけてくる。


N「気をつけろって言われても……」


なんだか、いつもは潤くんの戯れ言と
思ってスルー出来る言葉も今日は、
簡単には出来ない自分がいた。

そんな、僕の様子に気付いたのか潤くんが


J「あぁーごめん、ニノは悪かねぇよ」


頭をポリポリ掻きながら、ぶっきらぼうに
謝ってくれた。


N「あのね?ポストに入ってたって事はさ、
 つまり、家まで来たって事だよね?」


J「あーうん、ヤベェな……」


N「……それで、まーくんが言ってる……その……」


J「……あー、そいつ?」


潤くんが、僕の前の席のまだいない綾野君の
席を目で見て合図する。

N「……うん」

J「相葉先輩が言うなら、黒なんじゃね?」

潤君が、いない綾野君の席を睨み付ける
ように言った。

N「僕も違うかもって思ってたんだけど……」

J「うん?」

N「今さ、そこですれ違ったのよ。」

J「うん」


N「すれ違い様、気付いてなかったと思う
 んだけどさ、振り返ったらさ。向こうから
 ……こっち見てた」


J「……マジか?」


N「潤くん、どう思う?」


昨日も、ごちゃごちゃ考えて、まーくんには
この三枚目にきた手紙の事も、まだ
切り出せずにいる状況の中で、唯一
相談出来るのは、潤くんしかいなかった。
僕は、潤くんにすがるような想いで
顔を覗きこんだ。


潤くんのベストな意見が聞きたかった。


J「ニノ、その顔がヤバい」


N「は?」


潤くんから、出た言葉の意味が一瞬分からなかった。


N「えっ?顔?」


J「フハハ!だぁかぁらぁ、お前の可愛さが
 全ての罪って事だよ!」


N 「んもうっ!潤くん、僕、真面目に
 聞いてんだからぁ」


肩の力が抜けるわ。


J「ごめん!ごめん!でも、そうなんだって!
 相葉先輩も、大変だな~」


N「まーくんはいいから、僕どうしたら
 いいと思う?今日ね、この人に全部
 聞いてしまおうって思ってたんだけど……」


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