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僕のまーくん。

第37章 かずくんがヤバい!?



J「ニノ、ぶっちゃけ聞いてみろよ?
 なんなら、こいつ来たら今俺が聞いて
 みよっか?」


潤くんが、さらりと言う。


N「いや、いい!ありがと。潤くん、
 タイミングみて僕、今日聞いてみるよ」


そのつもりで、来たんだし。

それに潤くんに聞いてもらうつもりはない。
僕だって男だ。
相談には、乗ってもらったけど
そこまで潤くんに頼むほど情けなくないはず。


J「ニノがそう言うなら、黙っとくよ。
 でも、マジ気をつけろよ。狙われて
 るかもって警戒しとけ?」


潤くんはそう言って僕のほっぺをムニッと
摘まんだ。


N「いちゃい」


J「ブハッ!」


潤くんが吹き出す。

J「やっぱ、可愛いんだよなぁ~よしよし」

僕の髪をわしわしと、潤くんの大きな手が
撫でる。


N「もうっ!止めれやぁっ」


僕も負けずに、潤くんの弱い脇腹に手を
素早く入れて擽る。


J 「あっ!くそ!止めろ!ニノぉ~」


いつも通りふざけて話は終わった。


J「あっ!!」


突然、潤くんが大きな声を出すから


N「なによ?」

潤くんの視線の先を僕も追った。

N「あっ!」

僕も、思わず声が出てしまった。



綾野君だ。



向こうから、うつ向いてこっちに向かってくる
のが見えた。


J「あっ!おい、ニノ、これ!」


潤くんが、茶色い封筒を持って
慌てて下から、僕に渡した。


僕はそれを、机にバッとしまいこんだ。

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