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その反動でよろけた綾野くん。


ギロッとまた、睨まれたけど今度は僕も
負けずに睨み返した。


N「笑ってないで答えろよ！」



「……………………」



N「相葉雅紀になんで付きまとうんだっ！！」



僕はこんなに頭に血が昇った事は、
もしかしたら今まで一度もなかったかも
知れない。


自分のことでは、特に……
だけど、まーくんの事は別だ。
僕の大好きなまーくんを、変な事に
巻き込もうとするなら僕は黙っては
いられなかった。
目の前の綾野くんを、僕も睨み付けた。
だけど、綾野くんは次の瞬間こう言った。






「幼なじみって言ってたけど、あなたの恋人
　なんですか？」






えっ？




N「……………………」



なんで……



そんな事……


　
フッとまた、笑ってる綾野くん。
何なんだよ！



……あっ！





N「……ねぇ、お前さ、僕の机や鞄とか家のポスト
　とかにまで変な紙切れ入れてんじゃない？」




言った！


その事も聞きたかったんだ！


だって、「あなたの恋人なんですか」
だなんて、言う？
言わないよね？
知ってて聞いてるのか、知らずに僕に
もしかしたらカマかけてるだけかも
しれないよね？


ってか、マジでなに？


なんでまーくんなんだよ。


　


…………もしかして好きなの？



　　
まーくんの事？



頭の中で色んな考えが次々浮かぶ中で
一つの答えを導きだした。
　　

そうだとしたら、この綾野くんの言う事も
分かる。
僕についてきてたんじゃなく、まーくんなんだったら理由はそれしかないよね？



本当にそうなら、本物のストーカー野郎じゃ
ねぇかよ。


聞かなきゃ、今。
全部。