
僕のまーくん。
第37章 かずくんがヤバい!?
頭の中で、ごちゃごちゃしている今話した事を
整理する間もなく、目の前にいる綾野くんが
こう呟いた。
「相葉先輩に紹介してもらえますか?
この前、言ってましたよね」
って。
は?
おーい、どの口がそんな事言えるんですかぁ?
あんた、だってまーくん付け回してた
ストーカーだよね?
「僕ら」じゃなくて「まーくん」目当て
なんだよね?
それにさ、今幼なじみじゃなくて恋人なんですか?
って僕に聞いてきたよね?
この人、なんなの?
ちょっと、ゆっくり聞きたい。
頭にきてるけど……
まーくんの為にも、僕の為にも。
N「……ねぇ、それお弁当だよね?」
そこに、無造作に置かれていた袋を
指差した。
「はい」
N「時間……あんまりないから、僕もここで
食べていい?」
一緒にお弁当食べるのを誘った僕に
明らかにビックリした顔をした綾野くん。
「……いいですけど」
って言って、そっち側の椅子に腰掛けた。
……なんか変な展開になったけど、
まーくんの為。
仕方ない。
色々、聞いときたいし。
第一、こいつがまーくんを好きなのか
どうなのかは、本人の口からはまだ聞いて
ないし分からないから。
N「いただきます」
お弁当箱を広げて、今こいつと一緒に
ご飯食べてる妙な状況で、僕はまた
切り出したんだ。
