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僕のまーくん。

第37章 かずくんがヤバい!?



N「ねぇ……なんでまーくん、つけてくんの?
 紹介してもらえますか?って……この前と
 今の状況違うし、ねぇ、分かってんの?
 自分が言ってること……」


向こう側にいる綾野くんにそう言うと


「怒ってますか?」


って今度は僕に疑問系で返ってきた。

 
はい?


本当にこの人なんなの?
    


N「……だってキモいじゃん。ワケわかんないよ」



ストレートに言い過ぎたかな?


でもっ!

でも、僕ら本当にずっと気味悪かったし
モヤモヤしてたし。


この際、まーくん狙いって分かったんなら
理由が知りたい。
こいつの行動の理由が。



「もう一度聞きますけど、恋人なんですか?」



また、それ?
簡単に答える訳ないじゃん。
しかも、まーくんストーカーしている
怪しい奴に。
……クラスメートだけど。
ほとんど、喋った事ないから
あんたが本当はどういう奴かってのも
分からないし!



N「……ずっとつけてたんでしょ?
 あんたにはどう見えるのよ?」



「少なくとも幼なじみには見えません」



……えっ?


そうなの?


他人から見たら、そっ、そうなの?


考えた事もなかった。

僕ら、登下校時はずっと一緒だし……
まぁ、帰りはたまにまーくん部活だから
違う時もあるけど。


小さい時から、まーくんとの距離感が
近すぎて正直、恋人になってからも
何がどう周りから見て変わったとか、
分からなかったから。


……あっ!


でも、言ってたよな。
確か潤くんは、いつも……
エッチしたあとも、なんか出てる……的な?
それに、僕の事は冗談だかなんだか
分からないけど「可愛い」ってさ。
それに、「気をつけろよ」ってのも。



……他人から見たら本当にそう見えてたの?


だとしたら、僕らも気をつけなきゃいけなかった
んだよね?




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