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僕のまーくん。

第37章 かずくんがヤバい!?



ってかさ。


僕らの関係知った所で、どうすんのよ?
って思った。


N「幼なじみは本当だよ?」


そう言って綾野くんを見ると


「でも、見るからになんかそれ以上の雰囲気ですよ
 ね?」


っと返された。


結構、しつこく聞いてくる。
僕だって、簡単には「そうです」なんて
言えない。
だって、まーくんがいるから。
まーくんの意見もあるだろうから……
でも目の前のこの人は、目をジィっと逸らさずに
聞いてくる。


N「……なんでさっきから、そう思うの?」


卵焼きを口に放り込みながら尋ねる僕。


「……ずっと見てたんで、分かります……大体」


…………ずっと?



ちょっと、ずっとってあなた、いつからですか?



N「いつからつけてんの?まーくんの事……」


ストレートに聞いてみる。


「一学期の途中から……」


……結構長いね。


じゃなくてっ!!


N「なんで?なんでまーくんなの?」


一番知りたい事を聞く。


目の前にいる綾野くんは、綺麗にご飯を食べている
途中、箸をカタンと置いた。



「一目惚れだったんです……」




……………………。




はっ!?




あまりの衝撃発言に持ってたウィンナーが
箸から転げ落ちてしまった。



N「……ひ、一目惚れ?」



声がひっくり返っちゃった。




「はい」



別に綾野くんは、表情も変えずにシレッと
普通に答えた。


嘘でしょ?


な、なんのタイミングで?
ってかさ、まーくんとどこで会ったの?

何きっかけなんだよ?

頭が混乱しちゃう……



ワアァァ~ァァァッッ!!!


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