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僕のまーくん。

第38章 綾野くん




夏休みに入って、先輩を見れなくなった。
長い休み、部活もなんにもしていない俺は
学校に行く用事も特にない。



会いたい。



先輩をただ、ひたすら想うだけの毎日の中。



スマホをまた、開く。
何度も何度も見ても飽きない、この1枚の画像。



登下校時に、ダメだって分かっていたけど。
こっそり撮った、先輩の横顔の画像。



会えないから余計に……



俺は。



この画像だけで、日常的に自分を慰めていた。
先輩……


相葉先輩……あぁっ


好きです


好きすぎて……



すみません




俺、どうにかなりそうです









長い長い、夏休みもようやく終わり。
新学期がやっと始まって、また「太陽の神様」に
会える日常がやってきた。



……と思っていたら。



安定のポジションで、「彼」がいる。




……それも。



ずっと見てきたから分かる。



夏休み前とは何か違う、空気がこの二人の
間に流れているのをつけていて感じた。




……なんで?




何がって上手く言えないけど。



二宮くんが。




圧倒的に可愛くなっていた。



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