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僕のまーくん。

第38章 綾野くん



櫻井先輩が、先を歩く後をニコニコしながら
ついて行く松本くん。

………………。


一体、この人達もどんな関係なんだろう?


なんか、……去っていった二人の甘い空気みたいな
ものがまだここら一体に漂っているような
気がした。



でも。


さっきまでのキラキラした光景は、
もう、どこにもなかった。
いつも通りの教室に戻っていた。



先輩達……
本当にその存在感だけで。
圧倒されてしまうくらいのオーラがあった。



また、会いたい。
今みたいに近い距離で。



相葉先輩……



今頃、保健室に二宮くんと一緒にいるんですか?



二宮くんは、あなたの何なんですか?



僕は、あなたのその綺麗な黒目に
映る事はこの先、一生ありませんか?



近くで見れた相葉先輩は、とにかく素敵すぎて。



クラクラした。



あの、ハスキーな独特な声にも萌えた。



あんなに近くで!
すぐそこにいたし。


手を伸ばせばすぐ届くような距離。
でも、そんな事死んでも出来るはずがなく……


はぁぁぁぁ…


緊張が急に解けたのや、色々な感情が
押し寄せてきて深いため息を思いっきり
ついた。




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