
僕のまーくん。
第38章 綾野くん
次の日。
二宮くんは欠席だった。
熱、下がらなかったんですかもね……
後ろの席の主がいないせいか、その日は1日
松本くんもいつもより、静かだった。
あれから、朝は待ち伏せはしてない。
もしかしたら、バレてるかも……って警戒
してる。
だから、帰りだけ相葉先輩の後をつけたり
している最近の俺。
そして、今日は相葉先輩は1人で登校なんだろう
なんて思いながら。
二宮くんを心配する相葉先輩の姿を
俺は頭の中で、想像したりしていた。
きっと、優しそうな相葉先輩は、二宮くんに
あれこれやってあげるんだろうなぁ……なんて。
あの、櫻井先輩も言ってたもんなぁ……
「相葉ちゃんの過保護ぶりが」
って。
本当に、どんな関係なんだろうなぁ
……いいなぁ
そしてそのまた、翌日。
それは、
俺にとって。
正に、思ってもいない出来事がその日の
朝に起きた。
