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僕のまーくん。

第38章 綾野くん




綾「…………そうですか」



やっとそれだけ答えられた。



……幼なじみって事は、あれだけ
仲がいいのは、なんだか納得はする。


うん、そっか。



N「……?うん……」



二宮くんは、なんだか不思議そうな顔を
していた。


あっ、そうか。
急にこんなこと聞いたらやっぱりおかしいよね。



慌てて俺は、



綾「……二人とも有名人ですよね」



そう言って二宮くんをチラリと、見た。



N「有名人?」


二宮くんが、目を丸くしている。
それから、クスクス笑っていた。



綾「この学校で知らない人いないくらい
 なんじゃないですか?」



俺は、続けてそう言った。
俺なんかでも、知ってるくらいの人達だから。




綾「……仲いいんですね」



別に嫌みでも何でもない。
俺は、思ってる事を素直に目の前にいる
二宮くんに呟いた。



N「まーくんとは付き合い長いから」



そう言った二宮くんは、自分の席に戻った。
 
…………。



「まーくん」



!!!



俺の中の心の声が叫んだ!



あの、相葉先輩を「まーくん」と呼ぶ
この二宮くん本人の口からッ!!

目の前で!しかも、俺に向かって話してる
途中で聞ける日がくるとは!!


あぁっ


異常に……


萌えますぅっ!!!




…………。




いかん、いかん。



平常心!平常心だ!


変なやつ認定されたくはない。


二宮くんには。



そう思って
一瞬、一度振り返ったら
…………。




二宮くんが一人で
何やらニヤニヤ?してる……



  




ん?




えっ?どした?



と、思ってたら、急に。



とんでもない、爆弾が俺に投下された。
  


スリー




ツー




ワン!




はいっ!!??





N「まーくんすごい、いい人なんだよ?
 あっ!櫻井先輩も。良かったら今度
 紹介するね?」



……って、
後ろから言ってきた。



ウぇぇぇぇッッ!!??

……マジです、か……

俺。

朝から、死んでもいいですか?


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