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「……なんですか？」



な、何？


何言われるんだぁぁ


ちょっと間があって、急にドキドキしてきた。
冷たい、変な汗も流れる。




N「変な事急に聞くけど、ゴメンね？

　……あのさぁ、綾野くん……もしかして、
　もしかしての話だけど……僕の事、登下校の時　
　…………つけたりしてない？」




………………！？



あぁぁ……！



やっぱり、バレてたぁっっ


二宮くんの顔が見れない……



N「あっ……本当に急にゴメン！変な事言って！
　違うんなら違うでちゃんと言って！」



黙ったまんまの俺に尚も話しかけてくる
二宮くん。


……どうしよう！

どうしよう！どうしよう！！！


完全にバレてるよ……


ピアノの前で、正に棒立ちになって固まったまんま
動けない俺に二宮くんが更に言った。




N「ちょっと、気になってて……」




……き、気になってたんですかぁぁ！


い……いつから、気付いてたんだろう


あぁぁ……



N「…………綾野くん？」



こっちを伺うように見てるのは分かる。


呼ばれてるけど、二宮くんが……見れない。




N「あっ、違う？……違うなら言って？ね？」


　

何にも言わない俺に、二宮くんは
続けて話す。


……もう、終わった。