僕のまーくん。
第8章 夏休みの思い出作り
普段、全く自分の格好なんか気にしない僕は。
………………。
持ってる服もさほど、少ない。
うーん。
この中から、何着てまーくんとデート行こう?
迷う…………
こんな女子みたいな、自分にちょっと自分で引いちゃう。
わかんないや。
まーくんを想う……
まーくんは、いっつも昔からオシャレだよなぁ。
スタイルも抜群にいいまーくん。
カッコいいんだよね。昔から。
そんなまーくんと一緒にいる僕を想像しちゃう……
でも、着る服なんか僕からしたら、本当によくわかんないから。
去年買ったこれでいっか。
って。
少し僕には大きめの黄色いパーカーを着た。
着やすいし🎵
下はジーパンでいっか。
急いでバッグに押し込んで、一階にバタバタ降りた。
洗面所で、顔をじゃぶじゃぶ洗って、歯磨きして、急げ!急げ!
鏡を覗いて、あー!髪…………ぐっしゃぐしゃ。
あー!もうやだやだ。
直さなきゃ‼寝癖~
…………ドライヤーで、ブーンってするも……
あちこちぴんぴんって跳ねちゃってる髪
んもうっ!
これでいっか。
黒いキャップを目深にかぶる。
いつもと同じ感じになった。
……………………。
よし。もうこれでいいっ!
ピンポーン🎵
ってチャイムがなった。
❗❗❗
1時、十五分前。
はやっ!
まーくんは、いつも約束の時間よりちょっと前に来るのが昔からの癖だ。
「はーい。まーくん?開いてるよぉぅ」
ガチャッ
「こんちはっ!かずくん❤」
ちょっと、まーくん❤超~、オシャレ🎵カッコいい❤
キラキラスマイルのまーくん❤
黒いボーダーのTシャツに腰で履いてるジーパン。
手足ながッ!
いっつも見慣れてるまーくん。
だけど。
今日はっ!デートだもんねぇ❤
「かずくん、可愛い❤」
僕は、普段となんら変わんないんだけど……
可愛い❤なんて、まーくんが言ってくれるなら、いっか🎵
「どうする?」
ガチャガチャと家の鍵を閉めてるとまーくんが後ろから聞いてきた。
「これ、デートだよね?❤」
僕はニッコリ笑ってまーくんに聞いた