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僕のまーくん。

第39章 オープンな三角関係



僕と櫻井先輩は、お互いチラッと目を合わせて
ハハッと苦笑いした。


そんな、僕らをずっと?見ていたまーくんが


A「あーあ、松潤行っちゃったね」


って然り気無く言った。


僕はまーくんを見た。


まーくんは、僕と櫻井先輩を交互にチラチラ
見ながら、フゥッて小さく息を吐いて。


A「翔ちゃん……かずくんにくっつきすぎぃ!
 だから、松潤も拗ねちゃったんじゃないの?」


なんて言いながら、僕の腕をグイッと
引っ張って隣に引き寄せられた。


S「相葉くん、誤解すんなよ!オレはもう
 ニノに変な気持ちはねぇかんな!オレは……」


櫻井先輩がそう言って、去って行く
後ろ姿の松潤を目で追っていた。


A「クフフッ……そんなん、分かってるよ!
 でも、お宅の彼氏さんにちゃんと言っとか
 ないと、ヤバいんじゃない?」


櫻井先輩が


S「んもうっ!違ぇってのが分かんねぇかなぁ
 ……あいつは」


ブツブツ言ってる櫻井先輩を見てる間に


O「しょおちゃん、どうかしたの?」


フワァっとした雰囲気を纏った大ちゃん先輩が
僕らの後ろから、急に現れた。


N「あっ、大ちゃん先輩!いつからいたん
 ですか!?」


ビックリしたぁ。
この人、本当に気配消すの忍者級だな。
な~んて思いながら大ちゃん先輩を
マジマジと見た。


O「ん~?さっきからいたよぉ~」


って。
……本当に?

いた?

櫻井先輩が、


S「何でもないよ?智くん、ホラ行こうぜ。
 ニノ、またなぁ~相葉くんも、いい加減
 行くよぉ?」


そう言って、ニッコリ笑ったイケメン先輩は
大ちゃん先輩と二年生のいる方に歩いて
行った。


A「えっと、かずくん♡また後でね。
 ……部活まで終わるのさ、待っててくれる?」


まーくんがそう言うから僕は、


N「もちろん!終わるの待っとくね♡」


って約束して僕も、潤くん達の方に向かった。

それにしても……潤くん。
今のって、やっぱりヤキモチだったの?

後から聞いていいかなぁ



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