
僕のまーくん。
第39章 オープンな三角関係
一年生は、団長に認められるまで、一列になり
名前を呼ばれたら、大声で返事をする。
「1年~~二宮~~ぁぁ」
N 「はーいッ!!!」
これが結構、普段からそんな声を出しなれてない
僕には結構キツイ。
最初は恥ずかしいので、なかなか声が出なかった
けど、だいぶ出るようになって団長に誉めて
もらえたんだ。
まーくんがいつも、僕の事を離れた所から
見守ってくれてるのが分かる。
優しい眼差しで見つめてくれるまーくん。
頑張ってるよ。
僕は僕なりに。
J「ニノっ!向こう並ぶぞ」
潤くんに呼ばれて、慌ててついていく。
最後は、一年生から三年生まで、各自決められた
ポジションに移動して、色んなフォーメーション
を練習していく。
三列、横並びに並んでる中、
僕は後ろの方なんだけど、僕の前列右斜めに
まーくんがいる。
ちなみに、その横は櫻井先輩と大ちゃんが
横一列で並んでいる。
僕の隣は潤くん。
……それにしても、運動部でも何でもない僕は
応援団の練習に耐えれるスタミナが……ない。
放課後みっちりやる、練習でヘトヘトになる。
まーくん達は……
このあとに部活が控えてる。
……ハッキリ言って僕の常識では考えられないよ。
……やっぱり、すごいな。
まーくん。
応援団の振りも覚えは早いし、なんたって
誰よりもカッコいい♡
……あっ、あいつ!
そういえば、どっかでまた見てるんじゃない?
ふと、綾野くんの存在を思い出して、
キョロキョロしていたら
「そこ、二宮ぁ~!集中しろぉ!!」
団長に名指しで、叱られた。
は、恥ずかしい……
斜め前のまーくんが口パクで
「どんまい」って
言ってくれてるのが見えて救われた。
……頑張んなきゃ。
