
僕のまーくん。
第39章 オープンな三角関係
N「……えっと、ちょっと待って。」
あ~ん、まだ何にもまーくんにはこの人の
事、話してないのにぃ!
どうしよう!
紹介って……
紹介って……あ~~ッ!
綾「僕、謝りたいんです。気持ち悪がられて
たのなら……付いてきてたこと。」
はい、はい、謝りたいのね。
あ~もう、まーくんが来る!
来ちゃうよぉっ!
綾「二宮くん?昼間話た事……オレ、その
全部本気なんです!相葉先輩が本当に
好きなんです」
ちょっ……ちょっと!ちょっと!
分かった、分かったから。
また、この人の告白を聞かされて
もう、頭の中……ごちゃごちゃで。
何にも言わないから綾野くんは、僕の腕を
ガシッと掴んで
えっ!?ちょっ……
綾「二宮くん!お、お願いです!今この機会に
オレをっ、二宮くんからせ、先輩に紹介して
くださいッ!二宮くんとせっかく話が出来て
ゆ、勇気……もらったんです!」
ゆ、勇気?
ちょっと……待って!
しかも、この人の本気が、い、痛いっ!
掴まれた腕がぁ、ちょっと痛いからぁぁ
N「ちょっ、綾野くんお、落ち着いてッ…」
綾「二宮くん!お願いです!!」
どんどん迫ってくる綾野くん。
僕よりだいぶデカイから、壁に挟まれてる
状態になっちゃってるしぃ!
その時、ちょっと遠くの方から
「おいっ!!お前ぇッ」
えっ!?あっ!
パッと声の方を見たら、まーくんが
凄い勢いで猛ダッシュしてくるのが
目に飛び込んできた。
あっ!あぁッまーくん、ちょっと……ちょっ、
待って、待って……違う…ッ!
思ったのと、ほぼ同時に余りにも瞬足の
まーくんが綾野くんの腕を掴み上げていた
光景が、次の瞬間には目に飛び込んできてた。
