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僕のまーくん。

第40章 甘えたい



A side

  


N「……うん……行く」 



そう言って僕を見上げるかずくん。
多分今、耳までピンクに染まってる。
暗がりであまり、よく見えないけど、


……超絶、可愛い過ぎ。


うるうるしちゃってる、子犬のような
その瞳には期待と……なに?
やっぱり、色々ありすぎたせい?

ちょっと不安も入り乱れているような
揺れている瞳に。

一層、この子を強く抱き締めたい衝動に
駆られる。


N 「……まーくん」


A「ん?」


N「今すぐエッチしたい……」


A「…………」




なっ、なんだよぉ!
かずくんの、この萌える可愛さはぁっ!!

 
 
暗い夜道で僕の腕の中にいるかずくん。
ダイレクトに響く
かずくんの強烈な一言で、また僕の中心が
ボワッと熱くなった。




A「よしっ!今すぐ行こっ!」


かずくんの身体を離して、その左手を
握ってグイグイと家目指して引っ張った。


N「あっん、待って!まーくん!」


かずくんが、僕の勢いに振り回されて
鞄を落っことしそうになったけど、
お構いなしに


A「早く!ほら、行くよぉ」


グイグイ引っ張って行った。

せっかちまーくん発動!
早く!早く!着いてきてよ?
かずくん!

かずくんが煽ったんだよ?
その抱き締めた時に感じた、柔らかさや
かずくんの香りや、なんと言っても、
その顔……ヤバいくらい
僕をそっちに誘ってたんだからね?
僕が不安な気持ちも、今すぐに
忘れさせてあげるから!!
ねっ?



かずくんの華奢な手を構わず
グイグイ引っ張って家まですぐに着いた。



だけど……



家の電気が外に漏れてるのを見て
肝心な事忘れてるのに、気が付いた。

……あっ!


今日、母ちゃん……


いるんだったっけ……


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