僕のまーくん。
第40章 甘えたい
だあぁぁっ!
んもうっ、なんで?なんでこんな時に
母ちゃん夜勤じゃねぇんだよぉ……
手を繋いだまま、ソロぉっと隣のかずくん
を見ると、フフフッって可愛く
口元に手を当てて僕を見上げて笑ってる。
A「かずくぅ~ん、母ちゃんいるしぃ」
がっくりと肩を落とす仕草を見せると
N「上がらせて?」
えっ?
かずくんがにっこり笑ってそう言った。
A「……出来ない……よ?」
残念極まりない、表情でかずくんに
呟いた。
でも、かずくんはフフフッってやっぱり、
可愛く笑って
N「おばちゃんいてもいいよ。まーくんともうちょっといたいだけだから……お願い♡」
って、小首をチョンって上目遣いで
僕を見上げてそう言った。
あ~あ~可愛い!可愛いすぎっ!
天使なかずくん!!
もう、エッチな事ばっか考えてて
ごめんなさい!
まーくん、そればっか頭ん中……
あんなことやこんな事……あぁっ……
A「かずくん、ゴメン!行こっ!あがって」
そそくさと、かずくんの背中を押した。
A「ただいまぁ」
N「こんばんはぁ」
A「かずくん2階行こっ♪」
N「うん、おばちゃんに挨拶しなきゃ」
A「いいよ、いいよ!そんなの、早く行こっ」
かずくんを、急かすように背中を押して
階段を上がらせようとした。
ガチャ
あちゃー!