僕のまーくん。
第40章 甘えたい
N side
N「まーくん、うける!」
A「えっ?何が?」
N「だって!フフフッ……」
ドサッと、鞄をそこら辺に投げたまーくん。
さっきから、イライラが伝わってくるし。
僕も、まーくんともちろんイチャイチャした
かったよ?
でもね、もうまーくんと一緒にいれるだけ
でも充分だったんだ。
いっぱい、色々ありすぎてさ。
学校で……
疲れたんだよ。
だから、まーくんに聞いて欲しいし、
ただまーくんに甘えたいだけなのよ。
もうちょっと近くにいてくれたら、
本当にそれだけでいいから……さ。
でも、目の前のまーくんはもう
ヤル気モードになっちゃってたからね(笑)
クスクス……
まさかのまーくんママ登場で、すっかり
落ち込んじゃったまーくんも、可愛い。
イケメンなのに、可愛いまーくんの姿に
思わず笑ってしまう。
N「ね、まーくん……出来なくてもさ、また
今度、しよ?」
わざと、可愛らしく言ってみた。
A「………………」
ん?
まーくん、どした?
じっと僕を見つめてるまーくんに?になる僕。
A「あああぁぁぁッ!ちくしょー!」
急に大声を上げるまーくんにビックリする
じゃない。
N「ちょっ……まーくん大丈夫?」
A「こんなに可愛いかずくんに、今何にも
出来ないなんてぇぇっ!!」
あっ、そういう事。
プッ!思わず吹き出してしまう。
だってまーくん……可愛いし。
髪の毛、ぐちゃぐちゃにかきむしって。
サラサラの茶髪が、メチャクチャに
なっちゃってますよ?
N「まーくん……鍵、閉めてよ?ね?念のため!」
A「えっ?鍵?あっ……だね。母ちゃん、急に
バーンってきそうだもんね!もーやだ!」
まーくんが、扉に鍵をかけに行って
はぁーとため息をついた。