僕のまーくん。
第40章 甘えたい
普段はほったらかしの僕に。
今日みたいに、いつもより遅い時間に
さすがの母さんも、心配してくれてたみたい。
A「あっ!」
N「ん?なに?」
A「かずくん、ゴメン!僕にも着信おばちゃん
から入ってた!マナーにしてたから……
早く、おばちゃんに連絡入れたげて?」
心配性な保護者モードまーくん発動。
N「分かった~ぁ、ちょっと待って」
タカタカと文字を打って、はい、送信っと。
N「送ったよ?ちゃんと……ってか、お泊まり……」
まーくんをじっと見る。
A「ん?いいよ。むしろもう、絶対泊まって
って感じ♡?むふふ」
にやけてるまーくんに、僕もフフって笑いながら
N「でも、何にも出来ないねぇ~」
わざと、言ってみる。
そんな僕にまーくんは
A「チューくらいは出来るよ♡♡」
ニヤリと笑ってそう言った。
N「まーくん、チューじゃ止まんなくなっちゃ
うでしょ?絶対!フフフッ」
まーくんはそう笑う僕に
A「うわっ!お泊まりも……それじゃ拷問だよ!!」
額に手を当てて、あ~あって嘆いていた。
フフフッ……
僕は、まーくんと一緒にいれるだけ今日は
本当にいいんだ。
たくさん、話したいし、くっついときたい。
近くにまーくんの存在を感じられるくらい
の距離でいれるのが、最高に幸せだって
思うからさ。
光ったスマホに目がいった。
母さんからだ。
【了解!まーくんちに迷惑かけちゃだめよ。】
………何歳の子だと思ってるんですか?
まっ、いいや。
とりあえず、お泊まり決定♪
N「まーくん、お泊まりオーケー!服、貸してね
?あと……お風呂入りたい。」
A「本当に?良かった♡ご飯もだねっ!母ちゃん
に言ってくるよ」
そう言ったまーくんは、ウキウキした様子で僕に
Tシャツとハーフパンツと、新しいパンツまで
出してくれて、一階に降りて行った。