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僕のまーくん。

第40章 甘えたい



N「まーくぅん……」



A「かぁずぅく~ん~ん♡♡」


僕の首筋に後ろからスリスリしてくる
まーくん。
僕、まだご飯中です。

N「ねぇ、まだご飯終わってない……」


A「うん、うん。ゆっくり食べていいよぉ」


N「…………。」




世間で、今流行りの
バックハグ……っていうの?

えっ?違う?

分かんないけど、まーくんがさ。
後ろから僕の首に巻き付いてる。
そんでもってね、ずっとスリスリスリスリ
してくんのよ。


……こんな状態でさ。


食べれるわけないじゃなぁ~い!


嬉しいけど、嬉しいけどさ♡♡

なんか、むずむずしてくる……


A「僕はご馳走さましたからぁ♪」


なんて勝手に言ってるまーくん。


N「ちょっと待って……あっ…んんっ」


もう、食事中なのにぃ!
変な声出ちゃうじゃん。


A「かぁずぅくん、やぁらしっ!クフフッ」


…………。


絶対、わざとやってるし!


A「食べ終わったらさ……ね?お風呂、行こ?」


耳元で囁くようにボソボソ話すまーくんの声に
ゾクッとなってまた、身体がポワァッと
熱くなるのが分かった。


N「……うん」


やっとそれだけ返事が出来た。
だって、まーくんってば、その後ペロッて
耳舐めて離れていくんだもん!


クフフッって笑うまーくんをじっと見ながら
僕は最後のお味噌汁をグイッと飲んで、
それから小さく「ご馳走さまでした」
って手を合わせた。


A「はい、お粗末さまでした♡」


ニヤニヤしながらそう言うまーくんの
顔をそのままジロッと睨んだけど……


A「そんなピンクの可愛い頬っぺちゃんから
 睨まれても全然まーくん怖くありませ~ん♡」


って。


おふざけしてるし。


むぅ。


まーくん、お風呂で覚悟しとけぇ!




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