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僕のまーくん。

第8章 夏休みの思い出作り



「じゃあ……まーくんはさ、僕のこといつからそんな風に想ってくれてたの?」



ずっと気になってたことを聞いてみた。



ポテトを片手に、まーくんは。



「分かんない」



って。



「気付いたら、かずくんのこと幼なじみとしてじゃなくなってた……と思う……」


「僕の気持ちをかずくんに知ってもらえるなんて、思ってもいなかったし……」



「まーくん、僕もだよ。僕も、あんな事なかったら、ずっと言えなかったかも……」


「まーくんには、彼女もいるかなって思ってたし……」



「それは、彼女じゃないよ。あんま、覚えてないけど……僕は、かずくんが本当にずっと好きだったから。」


「嬉しい❤」


そう言って僕らは、二人で笑った。


ハンバーガーを、頬張りながらまーくんと今まで聞いた事ない話に幸せ一杯になった。

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