僕のまーくん。
第40章 甘えたい
タオルを肩に引っかけて、まーくんは
上半身は裸のまんま。
下はハーフパンツ姿で。
お風呂に入ったのに、また汗だくに
なっちゃってるまーくん。
相変わらず、汗っかきだね。
A「麦茶ねッ!麦茶♪麦茶♪むぅ~ぎぃ~茶♪」
変なリズムに乗りながらご機嫌なまーくんに
借りた洋服を全部きれいに着た僕は
その後をペタペタとついてった。
A「はいどうぞっ」
まーくんが注いでくれた冷たい麦茶の入った
コップを渡してくれた。
ニコニコ顔のまーくん。
僕もつられて、ニコニコ返す。
N「ん、ありがとっ♡」
A「ぷはぁッ!うまい!」
N「はぁ、美味しっ♪」
まーくんちのリビングのソファーで
二人隣に座って麦茶を飲みながら
くつろいだ。
あ~幸せ。
隣にはまーくんが、タオルで汗を
フキフキしながら「ふぅっ~」
なんて息を吐いて僕の肩にピッタリ
頭を乗せてきて、僕の顔にすりすり
しながら「あ~気持ちいい♡」なんて呟いてる。
僕も。
まーくんに、すりすりされてる
ところが気持ちいい。
夜にまーくんと二人きり。
こ~んなに、まったりくつろげる時間。
贅沢だな。
嫌な事も、全部吹っ飛んで行っちゃった
気分になった。
A「かずくぅん、僕、今超~幸せ♡んっ」
まーくんが、唇を尖らせて
チューしよ?ってお誘い……んふっ♡♡
N「僕もぉ」
ちゅっ……ちゅっ……
軽く唇に触れるくらいの
可愛いキスにふたり、目を合わせて
笑った。
クフフッ……
フフフフッ……
あ~風呂上がりのまーくん……
髪がまだ、シットリ濡れてて、
汗ばんだ肌も……
イケメンだねぇ
見とれちゃうじゃん。
さっき、お風呂場であんなに
激しくされちゃった時は
眉間にシワ寄せながら……超、男前だった
まーくん。
でも、今さ。
イケメンは変わらないけど
僕を見てニコニコ目尻にシワを刻んで
笑ってる顔は、超癒されちゃうよ。
可愛いまーくん。
イケメンな男前のまーくん。
全部、ぜ~んぶ僕のもの。
僕のまーくん……
今日はずっとこうしてたいな……