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僕のまーくん。

第40章 甘えたい




A「かずくん……眠い?」



……はっ!
今、ちょっと意識が飛んでた。
まーくんの耳元で、小さく囁いてる
声にピクンと反応した身体。

だらんと、まーくんに身体を預けてる
箇所から温かくて部屋も冷房きいてて
ちょうど涼しくて……

あまりの、心地よさに……つい。
うとうと……

あっ、また。

一回、意識が途切れたら
そっから、も………う……












A「……くん……かずくん……かずくん……」



ゆさゆさと、揺さぶられながら
その感覚にぼんやりとした頭で
目が覚めた。


「……んんっ」




しぱしぱと目を開けて、片手で
ごしごし擦った。


覗きこんでいるまーくんと目が合った。


A「ごめんね。また、風邪ひいちゃうと
 いけないからさ……ちょっと起きて
 ベッド行こっか?」


N「んっ……今何時?」


まだ、部屋の電気ついたまんまだし、
まーくんに寄りかかって寝てた今の
状態があまりにも気持ちよくて……

どんくらい寝てたの

……勿体ないや


せっかく、まーくんとふたりのお泊まり
の夜に……


A「1時過ぎだよ」


……マジか。


N「ごめん……まーくんせっかくだったのに」


まーくんがね、僕の髪をそのまま
優しく撫でてくれてるから
余計に悪かったな……って思って
 

しゅんとしてる僕に



A「ぜ~ん然、ずっとかずくん眺めてられたし♡」



これまた、まーくんからの
甘い一言が返ってきて……
それを聞いた僕は
完全に目が覚めた。



この時間に目が覚めたら……
また、しばらく眠れない……



下からまーくんの顎付近をちょうど眺めて
まーくんの首に片手を回して

「まーくん、んんっ」

なんて、チューのおねだりをしてみる。


僕のおねだりは、簡単にきいてもらえる。


「んっ」

って上からまーくんが唇を重ねてくれた。


フフッ……


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