僕のまーくん。
第41章 綾野くんpart2
あわわわわわ……
もう!
太陽の神様の反応を見るのが死ぬほど怖い!
勢いで言ってしまった自分に……
でも拍手を贈りたい。
だって……
次聞いた太陽の神様の声……
まさか、まさかの
このお返事。
頂きましたぁッ!!!
A「……あっ、……うん……」
若干、戸惑いながら……の
お返事は気にしない。
だって!!
だって……「うん」って。
「うん」って「うん、いいよ。」の
「うん」だよね?
そうだよね?
聞き間違いでもないですよね?
「えぇっ!?ほ、ほ、本当ですかぁ!?
……あぁぁぁウ、ウソみたい……あぁぁぁ」
俺は、我を忘れて
普段絶対、上げた事のないような
まるで女子のような黄色い声を
出してしまって……
その場で感情を爆発させてしまった。
今、思い返せば……
死ぬほど恥ずかしいけど
もう今この瞬間、死んでもいい……
なんて、この時の俺は本気で
思ったんだ。
思わず、絶叫……
しちゃった僕に。
A「ねぇ……あのさ君……」
A「なんで、僕なの?」
って、エエッ!?あの太陽の神様が
まさかの質問です!
うわぁ……うわぁ!
ヤバい!ヤバいです!
会話……しちゃってるし……
言わなきゃ!
せっかく、せっかく……
ずっと、ずっと見てる事しか出来なかった
あの太陽の神様が、
俺なんかに聞いてくれてるんだからぁっ!
……しかも、優しい声。
だったなぁ
「あ……相葉先輩だから!
僕……あなただから……その……」
声を振り絞って、やっと。
やっと、これだけ言えた。
全身の震えが、もう、もう……
止まらなくて……
言ったあと、そのまま力が抜けちゃって
地面に情けなくも……
へなへなと崩れ落ちちゃったんだ……
あぁ……
こんなに……
ご本人を目の前にして話すという
事が……
緊張を通り越して……
なんか、もう、もう……!!
分かんないけど、震える身体が
示していた通り。
あの時の俺は……
目の前の、あのずっとずっと
遠くからでしか、見てる事しか出来なかった
あの「太陽の神様」を全身で
感じていたんだ……
だって……あんな状況……
俺なんかにとっては
想像を遥かに越えてる現実だったから。