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僕のまーくん。

第41章 綾野くんpart2



そのあとは……

ベッドに横たわってさっきのあの
情景が目を瞑りながら鮮明に
頭に描かれる。


だって、だって……





A「えっとぉ……誤解してました。ゴメンね?
 それから、告白も。ごめんなさい。」



相葉先輩が!



相葉先輩が、俺にぃ……あぁ……もう…ッ…



ちゃんと俺を見て、ちゃんと俺の気持ちに
応えてくれて……
ペコリと、頭まで下げてくれて……
もう、その姿に。
その声に。
その表情に。
釘付けになってた俺。




A「なんで、僕なんかを好きになってくれたのか
 分かんないんだけど、えっとぉ……」




A「ありがとう」




……………………!?


にっこりと目の前で、優しく
微笑む太陽の神様……相葉先輩に……



まさか、そんな風に言って頂けて……


あの時の俺は……
もう……もう……


完全に涙腺崩壊……






あぁ……今思い出しても。
相葉先輩からあんな風に優しく言って
もらえるなんて……


人生初の告白……
散ってしまったけど、
もう、なんか……
おかしいかも知れないけど
俺、生きてて良かったぁって……
本気で思いましたから。


やっぱり、こんな人だったんだって思えて。
それから、その隣にいつもいる
二宮くんは、やっぱり……
相葉先輩に本当に、お似合いの。
素敵な人だって心から思えて。



……納得の


「失恋」


だったんです。


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