
僕のまーくん。
第8章 夏休みの思い出作り
優しいまーくんなのに、
たまに出る、イタズラ好きなまーくん。
エッチなイタズラは、されたことなかったけど……
幼なじみの関係が壊れちゃった今。
まーくんは、こっちのイタズラも覚えてしまった。
……嬉しいよ。そりゃ。
僕だって、まーくんとイチャイチャしたいもんっ
だけど、やっぱこんなとこじゃねぇ……
恥ずかしい/////
途中から、なんか内容が頭に入ってこなかったよ。
「かずくん~そんな、怒んないで!ねっ、本当にごめんね。」
ってまーくんが僕を覗きこんで、精一杯誤ってきた。
映画館を出る途中、わざと、僕はまだムゥッと口を尖らせて歩いてた。
「もう絶対やんないから。ごめんなさい!」
って。ペコペコ頭を下げるまーくん。
「………………誰もいない所ならいい……」
ぼそっと言ったら。
……………………………………。
「かずくん、もう帰ろっ」
って急に手をとられてぐんぐん引っ張られた。
……えっ、えっ?
もう、デート……終わりなの?
「まーくん、もう帰るの?」
クルッと振り返ったまーくん。
「うち、行こっ❤」
って。
まーくんち…………。
行きたいけど。まだ、デート終わらせたくないし。
僕が、拗ねちゃったから?本気じゃなかったけど。
って思ってたら、まーくんが
「かずくんと、静かなとこで、ゆっくりしたいの」
「だから、うち!」
って………………。
確かに、今誰もいないとこならって言ったけどさ。
もうちょっと遊びたかったなぁ
まあ、まーくんちに行ってゲームでもしよっかな。
新しいの買ったって言ってたしね。
まーくんちなら、確かに誰の目も気にしなくていい
し、落ち着けるもんね。
「ん、わかった。帰ろ。」
僕の機嫌が直ったと思ったまーくんは、ニコニコしながら僕を見つめて
「今から、おうちデートだよっ❤」
クフフ……って
なんだか、意味のある笑いをしていた。
まーくん、なんか企んでます?
