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僕のまーくん。

第42章 綾野くんpart3学校編




最初の爽やかなイメージの丸山くんと
なんかちょっと……違うかも。
今の言い方といい。
人懐っこさが、胡散臭い感じもする。

今、俺の前に両手をグイーンと机の上に
伸ばして二宮くんを覗き込んでる様子に……


二宮くんも、


N「…あ、うん」


って短い返事をしてる。


グイグイくる感じの人はやっぱり苦手
なんでしょうか?
だ、大丈夫かな……

なんて思っていたら、斜め前にいる
松本くんが
 

J「もうさっさと発表しようぜ」


って遮るように急かした?
……なんだか、二宮くんを
この人のそれから、然り気無く
避けるように……


気のせいですかね?


でも、二宮くん。
ちょっとホッとした感じにも見えたから。
やっぱり、松本くんがそうしたんだって
勝手に思った。


守ってあげたくなっちゃうんだよなぁ。


多分。


二宮くんって人は、見た目から多分
人をそんな気持ちにさせてしまう
何かを持ってる感じで。


相葉先輩がいない時は……
もしかしたら今みたいに、松本くんが自然に
二宮くんをガードしてるのかも
知れませんね。


松本くんは……なんだか色んな意味で
強そうだなってこれも、勝手に
思ってますけど……


でも、この人も確かサッカー部の櫻井先輩と……
相葉先輩のお友達の。


……絶対、普通の雰囲気じゃなかったから。


なんかありますよね……
聞けませんけど。


……石川さんみたいな、可愛らしい女子からも
モテモテだと思うんですが。


みんな、色々あるんですね。
青春……してますね。


J「はーい、うちは水族館でーす」


松本くんが発表していた。


「あぁ、どのグループも被らないな……って
 あちゃーお前らも水族館か。じゃんけんしろぉ
 じゃんけん!」


先生が声を張る。


「えぇ~」

向こうのグループの4人も、ブツブツ
言ってるのが見えた。


J「マジかよぉ~誰行く?」


みんな、顔を合わせて行きたくないモードを
それぞれ出していた。

「さとみ、やだ。無理ぃ無理ぃ」


石川さんは、手をブンブン顔の前で
全力でふっている。


「うわぁ!俺もなぁ……」


松本くんも言ってる。
えぇ……以外だな。


もし負けちゃったら……
責任取れないし。
こういうのは、絶対怖くてヤです……俺。



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