
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
お昼の時間。
今日は、潤くんと食べる予定。
さっき話したから。
J「ニノ、飯どうすんの?」
って。
N「今日はまーくんと約束してない」
J「んじゃ一緒食おう」
って。
それから、ランチタイムなう。
綾野くんはいつものように、もう
音楽室行っちゃったかな?
気付いた時には居なくなってて。
次は一緒に誘ってみよっかな?
なんて、思ったけど。
なんなら、まーくんと屋上でとか?
……あっ、でもあそこは秘密の場所に
したい処だった。
僕とまーくんの。
フフフッ
J「何、思い出し笑いしてんの?怖ぇよ」
潤くんがニヤニヤこっちを見ていた。
N「笑ってないよ」
J「いや、笑ってただろっ」
N「ちょっとね……フフフッ」
J「だから、怖ぇわ」
N「……ねぇ、潤くん怒らないで聞いてよ?」
J「はっ?なんだよ」
N「あのさ…潤くんも先輩にヤキモチ
妬いちゃったりする?」
J「はっ?」
N「この前……応援団の練習の時さ、先輩が
僕にちょっかい出してたの潤くんちょっと
嫌だったんじゃないかなって」
チラッと横目で潤くんの表情を伺う僕。
J「はっ?」
それしか言わないちょっと眉を寄せた顔してる
潤くんに、僕は続けた。
N「僕と先輩の中では、完全に消化されてる
から。だから、潤くんは先輩の事信じて
あげてね」
J「……ぶっ!」
N「!?」
J「何言い出すかと思ったら!オレは、確かに
あの人がニノと絡んでたら、そりゃちょっと
……ヤキモチでもねぇけど……嫌とかでもなく
……あぁっ!とにかくそんな事全く思って
ねぇし、ましてやニノならちゃんと相葉先輩
っつう、切ってもきれねぇような相手がいる
しよ……」
潤くんが、頭を掻きながら困った顔して
話したから
N「いや、潤くんが変な事思ってなければいいな
って、そんだけ!それに、ヤキモチは先輩の
事そんだけ大好きって事でしょ?フフフッ」
J「ニノ。」
N「ん?」
急に真面目な顔して僕を見る潤くんを
僕も、お弁当広げながら見返した。
