テキストサイズ

僕のまーくん。

第43章 紙切れの真犯人?



N「で、何やってんの?こんな所で」


A「あっ!しぃっ!しぃっ!あっち……」


まーくんが、指差ししてる方をそぉっと覗いて見る


ん?


J「何?何?」


潤くんは、櫻井先輩に後ろからまだ 
抱き付いたまんま、向こう側を覗こうと
していた。


N「誰かいるの?」


まーくんを見ると、また、しぃっ!って
しながら、こくこくと無言で頷く仕草だけして。
なんだかよく分からない表情をしていた。






ん~?







…んっ?







あっ!






あぁっ?






あああぁっん!?






……あれって。






大ちゃん先輩






だよね?






えっ!?




うぇぇえっっっ!!!!




なに?


あの「物体」




大ちゃん先輩は地面のコンクリに座り込んで、
両足に、なんか毛のはえたものを乗せて、
ニコニコしながら、そいつを
優しい手つきで撫でていた。




ちょっと
何やってんの?
こんな所で……
大ちゃん先輩




J「猫?」



潤くんの声が聞こえた。
あ、猫か。


僕は視力が悪いから、コンタクト入れてない
今はぼんやりとしか見えなくて。


猫だか、犬だか……はたまたぬいぐるみだか。
判別つかなかったけど、潤くんの言葉で
それが猫だって分かった。




……なんで?




猫がこんな、とこに?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ