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僕のまーくん。

第43章 紙切れの真犯人?



……ん?



あれって




丸山君!?



なんで、大ちゃん先輩のとこに??



J「……あいつ、何しにこんなとこに……
 ってか、大野先輩と知り合い?はっ?」



潤くんも同じ事思ってた。
僕の考えていた事そのまま口にしてくれたみたいな



S「あれ、誰?潤の知り合い?ってかさ、智君
 も……知り合いなのかよ?
 あんな、やつ俺ら知らねぇよな?相葉くん」



櫻井先輩が、低い声で心なしか不機嫌そうにも
聞こえるんだけど……
顔も眉間にシワ入ってますよ?

……気のせい?


A「うん、知らない」


まーくんが答えて、続けて潤くんが


J「あいつよ……なんかなぁ……」


ボソッと一言呟いた。


N「なんで?大ちゃん先輩……」


よく、見てみると丸山君は大ちゃん先輩の前に
屈んで子猫を撫でていた。

それも。

大ちゃん先輩も、こっから見るに
ニコニコして普段と変わらない様子だったから
丸山君は、明らかに「知り合い」なんだって
事が分かった。


どういう関係?


部活仲間?


N「……大ちゃん先輩、部活やってんの?」


隣のまーくんに聞いた。


A「大ちゃん?美術部に入ってはいるけど……
 好きな時に行ったりしてるから……うーん、
 まぁ、自由な人だかんねぇ」


なんだか、の~んびりした答えが返ってきて、
大ちゃん先輩らしいな。
なんて、勝手に思っちゃった。

……でも、本当にどういう関係なんだろ?

まーくんも、櫻井先輩も何だか全く知らない
みたいだし。

今まで、あの人が大ちゃん先輩に関わってる
所をずっと一緒にいる、この二人が知らない
くらいなんだから……


そんな、会ってるってわけでもないみたい
だけど……


子猫を撫でながら、二人仲良さそうに
話してるようにしか、こっからは
見えない。



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