
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
さっき、同じグループになったばかりの……
ちょっと、僕は苦手系の「丸山君」。
……疲れるっていうか、正直引くほど
ウザいタイプ。
潤くんが、一緒のグループでマジで
良かったって思ったもん。
……ずっと、あんな感じで話しかけられたら
次の日から体験実習、絶対休むかも知れない。
なんて、思えるくらい……苦手だと思う。
でもね、大ちゃん先輩は、あんなニコニコしてる
くらいだから。
多分、相当仲いいんだろうね?
全然、タイプ違いそうなのに……
J「相葉先輩、あいつ要注意ですよ」
……!?
A「えっ?なんで?僕?なんで?」
S「何なの?」
ちょっ、ちょっと!
潤くんっ!?
まーくんに何言うつもりよ?
えぇっ!!?
止める間もなく潤くんは、まーくんに
言っちゃった。
J「さっき、今度の体験実習のグループ組んだ
んですけど、その中にオレとニノ。あいつも
一緒になったんです。で、あいつ……ちょっと」
A「えっ、何?なんかあんの?」
まーくん顔が急に険しくなった。
N「潤くん!余計な事……んがっ」
まーくんが、僕の肩に手をクルッと横から
回して、もう一方の手で口を塞いだ。
ふぅんんっ!?
A「ごめん!かずくん。何、松潤?続けて」
J「……あいつ、多分ニノ狙いかなって」
A「はっ!?」
まーくんが一声デカイ声を上げてしまって。
次の瞬間、しまった!って顔を一瞬見せて
四人、一斉に咄嗟に頭を小さく屈めて
息をひそめた。
僕は肩を抱かれたまんま、まーくんに抱きしめ
られるように……
潤くんと先輩も、同時に重なったまんま
しゃがんでいた。
もうっ、バカぁ
大ちゃん先輩達、気付いちゃったんじゃない!?
