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僕のまーくん。

第43章 紙切れの真犯人?



O「あ、相葉ちゃん……何?翔ちゃんも……」


持ってたスマホをサッと伏せた大ちゃん。


A「大ちゃん……探したんだよ?お昼、どこ
 行ってたの?」


あっ、聞いちゃった。
それも、ダイレクトに。


A「休み時間の度にどっか消えちゃうしさ、
 ね?しょおちゃん」


ちょっと後ろにいた翔ちゃんに振った。


S「あっ?うん、智君……なんかあった?」


じっと見つめる翔ちゃん。
大ちゃんは、この翔ちゃんの大きな綺麗な目に
見つめられると弱い。

それを、良く分かってる翔ちゃんは
敢えてその作戦でいくらしい。


O「ん~?うん別に……何にもないよ?」


ありゃ。

珍しいな。
翔ちゃんのこの作戦にも掛かんなかったか。

あの、子猫ちゃんの事は何がなんでも
秘密って訳かぁ。

……でも、大ちゃん。
ごめんね?
バレたくないのかもしれないけどさ、
僕はもう、子猫ちゃん云々よりもね、
あの、よく分からん「丸山」って男の方が
気になって気になって仕方ないんだよ。


……大ちゃんとどんな関係?


マジで、あんな奴と大ちゃんが今まで
一緒にいる所なんか、見た事ないよね?
なんで、あんな親しそうにニコニコ笑ってたの?


松潤が言ってたのが、どうしても気になって
仕方ない。

「ニノ狙い」だなんて。

かずくんのれっきとした彼氏の僕からすれば
許せない事だ。
それが事実ならば。


……まだ、詳しい内容知らないけどさ。


うん。

かずくんの事だからね。
そりゃ、気になる。
いや、めっちゃ気になってる。
超、気になってる。



だから



A「教えてよ?」


大ちゃんに向かって、勝手に口が喋ってた。


O「え?何を?」


きょとんとした顔の大ちゃんに


A「子猫ちゃんと一緒にいたあ.い.つ!!」



あちゃ~と、翔ちゃんは手のひらをおでこに
くっつけて「はぁ」とため息をついた。


O「はっ?えっ!?」


大ちゃんは珍しく、驚いた顔して
固まっちゃった。


さぁ、答えて?
大ちゃん。

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