
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
A「うん、気になってね……えっとぉ」
かずくんの教室の中をキョロキョロ覗く。
女子がなんか、数人こっちを見て言ってる
みたいだけど君たちじゃないんだ。
僕はあの「丸山」って奴を探してる。
かずくんにちょっかい出してるってあいつ。
そうしたら、向こう側の松潤が何やら
ニヤニヤ笑ってるのが見えた。
A「松潤!ちょっとちょっと!」
手招きして松潤を呼んだ。
かずくんは、
N「まーくん、気になってるって何?
もしかして丸山君探してる?」
A「そっ!そいついる?」
N「いないよ、多分…あっ、ねぇ潤くん?」
かずくんがそう言って教室の中を振り返って確かめていた。
松潤も近付いてきて
J「せ~んぱい、ここまで来ちゃったんですね♪」
なんて、面白がって言ってるっぽいから
A「だって松潤があんなライン寄越すからさぁっ!
気になって仕方ないに決まってるでしょ!
ハグってなんだよ?構ってちゃんビームって
?はっ?」
って松潤に向かってぶつぶつ言ってしまった。
J「だから、姫のお目付け役、しっかり
果たしてましたよぉ な?ニノちゃん♡」
N「……うっさい」
A「こら!かずくん。松潤に僕がお願いしたん
だからぁ、そんな風に言っちゃダメ」
N「……なんでよ。僕、そんな事頼んでないし」
A「かずくんにもしもの事があったら、絶対
やだから。僕がいない間は心強い味方
の松潤に頼んどいたの」
J「何にもなかったですよ?せ~んぱい!
それより、大野先輩とはどんな関係
だったか分かりました?」
N 「そうだ!まーくん、聞けたの?
大ちゃん先輩にさぁ」
A「うん、もう聞いた。そしたらさ、なんか
拾ったらしいんだけどね?みいちゃんを」
N.J「……はっ?みーちゃん!?」
