
僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
チラチラ見んな。
女子ども……
そりゃ、潤くんっていつもいるイケメンとさ。
そこに、これだけ目立つバスケ部の
イケメンエース先輩が、揃って話してたら
目立つけどさ……
にしても、イケメンが並べば
やっぱり絵になる。
……僕は。
違うけどさ。
この二人に比べたらさ。
いや、比べるってのも、おかしいけどさ。
A「かずくん?おーい、大ちゃんやっぱり
みいちゃんの所にいるってさ。
松潤!しょおちゃんもねっ♡」
J「オシッ!行こ?」
今から屋上にまた行く事になった。
鞄も全部持ってぇ……
忘れ物、なし。
オッケー♪
A「かずくん行くよぉ?」
N「待って!」
女子ども……
僕のまーくんなんだからな。
さっきから、本当にずっとチラチラ
見ながら言ってるのが気になってたけど……
通りすぎる時に、名前も覚えてない
女子どもをチラッと見ながら
心の中で、べぇって舌を出した。
バタバタと廊下に出た。
やっぱ、まーくんが僕らのクラスにいるのは
なんだか変な感じがする。
N「早く行こ!」
まーくんと潤くんを追い抜いた。
J「あっ、こんにゃろ、待て!」
潤くんが、追いかけてきた。
振り返ったら、まーくんも後ろからニコニコ
しながらついて来てた。
……結局、まーくんは心配するだけして
僕の教室にまで迎えに来てくれたわけで。
あの人、ちょうど居なくて良かったかも。
まーくん、僕の事になると周りがちょっと
見えなくなっちゃって暴走しちゃう時
あるからねぇ。
……嬉しいけど。
フフフっ
三人で、屋上に行く階段を登って行った。
