無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

N「大ちゃん先輩、猫…ミーちゃん本当に
　丸山君がもらってくれるんですか？」


O「んぁ？あぁ…うんまぁな。」


N「……大ちゃん先輩、丸山君の事知らなかった
　んでしょ？」


O「ほぇ？あぁ…うんまぁな。」


N「僕も今日、一緒のグループになって
　初めて話したんですよ？」


O「相葉ちゃん、スゲー心配してたぞ？」


N「あぁ……はい。今に始まった事じゃないんで」

　
O「ブハっ！心配されてんのはいつもの事
　なのかい？昔からやっぱそうなんだ？」


N「まーくん……僕の事になると本当に人
　変わっちゃうみたいになりますから」


O「ははっ、ニノ可愛いかんなぁ。相葉ちゃんの
　心配も絶えないなぁ。愛されてんなぁ」


の～んびりした口調で大ちゃん先輩が
話すのを聞きながら、


N「ねぇ、大ちゃん先輩はいないんですか？
前にも聞いたけど……」


O「んぁ？なに？」


N「好きな人とか」


O「オイラ？」


N「いるって言えばいる、いないって言えば
　いないみたいな事この前帰った時、言って
　たじゃないですかぁ？」


O「あっ？言ったっけ？そんなことぉ」


N「言いましたよ～先輩！可愛い人ですか？」


O「……ふぅん、どうだろ？」


N「あっ！やっぱいるんじゃないですか！」


O「ははっ」


大ちゃん先輩も着替え終わって、一緒に歩き出した。僕らのずっと前に、潤くんと櫻井先輩が
部活に行くのに二人歩いてる姿が見えた。



O「そういえば、ニノ花火大会相葉ちゃんと
　行った？」


突然、そう聞かれてビックリしたけど


N「あ？はい、行きました。なんで？」


O「あの前にいる二人も一緒だったの？」


なんて大ちゃん先輩に聞かれて……
あれ？
そういえば、あの時はダブルデートだったからな
って思い出して……

大ちゃん先輩誘ってなかった事を
その時、あっ！と思って言っていいのか迷った。


N「えっとぉ、あの…はい。」


そう正直に答えちゃった。
……だって、真っ直ぐにこっちを見る
大ちゃん先輩に、なんだか嘘はつけなかった。


……そういえば、潤くんと櫻井先輩の事は
先輩、ちゃんと聞いてるのかな？


なんて、ふと思った。