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僕のまーくん。

第45章 ドキドキの体育祭



O「ん?あっ、ん~ちょっとしつけぇって思って
 はいるけどなぁ~」


大ちゃんが自分のいつものテンポは崩さずにそう言って僕を見た。

するとあいつは、横であろうことか


丸「えぇ?!ひどくないっすか?お泊まりした仲
 じゃないっすかぁ!」


なんて、嘘か本当か分からんような事を
ニヤニヤ顔で言った。

大ちゃんに

A「は?マジで!?」

と思わず聞き返した。

お泊まりって!?
はぁぁぁ???

O 「相葉ちゃん、も、行こう~間に合わなく
 なるぞ」

大ちゃんは、スルーして先を1人急ごうとしてる。

そのあとを、あいつが
 
丸「あっ!大ちゃん待って~やぁ」

何事もなかったように、僕らをスルーしていく。

でも、かずくんの横を通り過ぎる時
僕は耳を疑うような言葉を聞いた。



丸「ほな、二宮くん!今日はずっとあんたを
 見てはるさかいに!応援団楽しみにしとるで♡」



ヒラヒラと、かずくんに向かって
手を振りながら一際、暑苦しい笑顔を
見せながら大ちゃんを追いかけて行った。



って、



はああぁぁっっっ!?

おいっ!待てっ!

そこのニヤケ野郎ぉぉっ!!


今、なんてっ!?


いまなんつっったぁぁっ!?!?



かずくんが僕を、苦虫を噛み潰したような
顔で見ていたのが目に入ってきた。



N「…………意味不明」


ボソッと独り言のように、呟いたかずくん。


A「あいつ……っっくっそっ!!」


後ろ姿を睨みながら僕はムシャクシャした
気持ちのまま、かずくんに


A「かずくんには、指1本触らせないかんなっ!!」


と、力強く宣言した。

やっぱり、あいつぅ!!
一癖も、二癖もあるとんちき野郎だ!


N「もう、まーくぅん……とにかく行こう」


かずくんに手を引っ張られ
僕は不貞腐れながら、学校へ向かった。




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