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僕のまーくん。

第45章 ドキドキの体育祭



自分たちのクラスの応援席へ座る。
首にかけてた、ハチマキをギュッと力強く結ぶ。
まーくんと交換した、このハチマキ。
気合いが入った気がした。

クラスの連中が、

「二宮がんばれよ!」

とか、

「俺らも気合い入れてやるかんな!」

とか、力強い声を掛けてくれて。
こと更、気合いが入る僕。

「二宮君頑張ってねぇ」

女子にも次々に声を掛けられた。
顔が分かんない人も、中にはいたけど……
ごめんなさい。
ありがとう!頑張ります!


「応援団の選手は、本部近くまで集合して下さい」


団長の声だよね?
いよいよだわ。

よしっ!と小さくガッツポーズをして
行こうとすると、ポンッと後ろから肩を叩かれた。

N「ん?」

振り返ると、綾野くんが

「二宮君、応援団、お、応援してます!俺。
 あ…相葉先輩達と頑張って下さい!ちゃんと
 み、見てますんで……」


綾野くんと目が合った。
しっかりと綾野くんの応援に応えなきゃね?
こんなに応援してくれてる人達がいるんだからさ!
初めはやりたくない!ってそればっかだった
んだけど……


あんだけ、ほぼ毎日のようにがむしゃらに
練習したんだ!
自信を持って披露するだけだ!
それから、絶対勝つ!


N「ありがと。行ってきます!」


その場から離れようとする僕に又、
みんな、声掛けてくれたから、
ヒラヒラ手を振りながらテントから離れた。



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