
僕のまーくん。
第45章 ドキドキの体育祭
「さ、さっきも言いましたけど……二宮君……
あなたは相葉先輩が尋常じゃないくらい心配に
なるほど、あの、か、可愛くて……狙われ
ちゃうくらい本当に、ほ本当に魅力的、で……」
N「……僕、男だかんね?」
ジロッとわざと綾野くんの方を睨むように見ると
「あ、あぁっ!ゴメンなさい!あの、あの、
悪い意味じゃなく、なくて、その……
本当に二宮君……人を惹き付ける魅力が、
あ、あるんですよ……自分じゃ、た、多分
分からないんですよ……うん……」
N「…ふぅん。そう言う綾野くんもさ、僕からすれば
背高いし、前髪上げたら綺麗な顔してる
から、絶対モテると思うよ?」
ニヤッと笑って綾野くんを見た。
僕の事やたら褒めてくれるこの人も、
絶対ちょっと変えるだけで、モテる要素たっぷり
あるじゃん。
なんて、思った事を口にした。
まぁ、男にもてるか、女の子にもてるのかは
ちょっと分かんない所あるけどさぁ~
僕の言葉に
「は?え?え!?な、何言ってんですか?
俺、俺なんか……っ」
どもりながら綾野くんは赤い顔して精一杯否定した。
N「まっ、いいやふふふっ」
他愛もない会話をしながら、編成所まで二人で
向かった。
あ!
櫻井先輩があそこにいるって事は、もう二年生
が走るんだ。
見ると、ジャンプしてる茶髪のイケメンが
向こう側に見え隠れしていて……
まーくんっ♡♡♡
良かったぁ
こっからなら、余裕で見れるや。
編成所についた僕は、腰を降ろした。
