無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

潤くんが先輩のほうに行く姿を目で追いながら
目の前の先輩のほうも、チラリと見ると
大きな目がこっちをじっと見てる。


先輩……顔！


絶対、潤くんが僕にくっついてたのが
面白くない！って顔してるし。


潤くんが先輩に


J「翔♡弁当どこで食う？３人一緒？俺ら
　もいい？ね？」



S「……いいよ、ってか誘いに来たんだけど？」



ブスついた顔して、潤くんにそう言ってる先輩。



J「あっ、そうだったんだ！んじゃ行こ？」

　

潤くんが先輩の肩をグイッと引き寄せながら
ニコニコして顔を覗き込んでいる。



先輩は、不貞腐れ感満載なオーラを出しまくり。



J「なんだよぉ？まぁた、なんか怒ってんのぉ？」



先輩を益々引き寄せて覗き込んでいる潤くん。



周りから見たら、多分イケメンの先輩、後輩が
ただ単に仲いい感じで歩いてるだけ……


に見えてるはずなんだけど……


やっぱり、この二人の出す雰囲気はさぁ……



A「あ～甘いなぁ～♡♡」



あっ？
僕が思ってた事大好きなまーくんが言っちゃった。


A「翔ちゃん達さぁ、そんなんで絶対周りに
　バレんのも時間の問題だよ～」

　
ニヤニヤしながら、まーくんが言ってる。


S「はぁ？何がだよ？」


まだ、先輩はむくれてる。


A「翔ちゃんが心配しなくても、松潤は翔ちゃん
　一筋なんだから♡んねっ？それにさ、かずくん
　は、僕に一筋だし♡んふふ
　だ～か～ら、いちいちヤキモチ妬かないの～」


S「はぁぁっ？妬いてねぇし、相葉くん何言って
　んだよ？」



潤くんに、まだ肩を抱かれながらまーくんの方に
向かって、ちょっとむきになる櫻井先輩。


まーくんは、「はいはい」ってもう
聞いちゃいない。
僕の方に満面の笑顔で近付いてくる。


A「かずくんっ♡」


S「おいっ！」


櫻井先輩がまだなんか言おうとしていたけど、
潤くんが「ほら行くよぉ」って引っ張って
行かれたのが見えた。


N「まーくん、大ちゃん先輩！僕らも一緒して
　いい？」


ちょっと後ろに立っていた大ちゃん先輩にも
訊ねた。


O「あ？ん～全然～むしろ、おいらがお邪魔虫
　じゃねぇかって思ってる」


そう言ってフニャっと笑う大ちゃん先輩。